何気ない日常 ~防災の日に寄せて~
新学期が始まった今日、
「行ってきます」と出ていく娘たちがまぶしかった。
夏休み中、ずっと一緒でイライラしたりもしたから、
ちょっとほっとして、少し余裕だったのかもしれません。
無性に愛おしかった。
そして、この日常にしみじみ感謝がわいてきました。
防災月間とあって、講座のお声がけもたくさんいただき、
打ち合わせで神戸にうかがいました。
防災の日に神戸にいることに深い感慨を覚えました。
防災に正解があるとしたら、生き残ることのみです。
たくさんの人が「防災」に関する何かを伝えようとしています。
私もその一人。
大好きな人達、お世話になっている人達、いつも挨拶する人達、
災害があっても、みんな一緒に助かりたい。
「ソナエノゴハン」はそんな思いで作りました。
知ること、はじめることのきっかけにしてもらえるといいなと。
阪神淡路大震災のあの日まで、
関西には地震はないと信じていました。
どの災害でもいつも聞く「まさか」や「想定外」
後で理由をつけるのは簡単です。
でもね、ほんとに生きていてこそなのです。
防災の日、一つのきっかけになればいいなと思います。
災害はいつ起こるかわからないのです。