子どもが自信を持つために
だんだんキッチンで子どもにお料理を教えるのは、
料理がうまくなってほしいからでは決してない。
自信をつけてほしいから。
小さな自信を少しずつ積み上げて、
この先何があっても生きていける子になってほしいから。
だけど、自信をつけるって案外難しい。
大人は世界を自分で広げていくこともできる。
だけど、子ども達の世界はとっても狭い。
保育園や学校が中心になる。
そしてそこでヒーローのなれるのはごくわずか。
ほぼ例外なく運動神経のいい子。
これってとても狭き門。
だけど料理なら簡単にヒーローになれる。
誰でもなれる。
キュウリが切れた、魚が捌けた、火も使える、
そして晩ご飯全部出来上がり。
これだけでもすごく自信になると思うんだけど、
その上、大切な人たちおいしいねって言ってもらえる。
とても簡単でみんながハッピーになれる自信のつけ方。
おうちで子どもにご飯を作らせる、
忙しいおかあさんにはなかなかハードルが高い。
特に最初の一歩のハードルはとてつもなく高い。
だんだんキッチンがお手伝いできればいいなと切に願っています。