おうちからはじめる食育
子ども達が料理を通じていろいろ学んでくれるといいな、
生きる術を身につけて、しっかりと生きていってくれるといいな、
そんなことを思っている。
いろいろな「食育」の形があって、
志を持った先生方が、様々な形で思いを込めて、
「食育」に携わっておられることと思う。
それはとても素敵なことで、
機会が増えれば増えるほど、
子どもたちの学びの場がふえる。
体験の場がふえる。
いろいろな「食育」の場があることって素敵だと思う。
その一翼であるだんだんキッチン、
おうちでおかあさんやおばあちゃんから教わるような、
そんな教室でありたいなと。
「食」というのはやっぱり家庭から始まるのが一番いいと思う。
家族の笑顔や、たまにはけんか、家族の時間の中で
記憶に刻まれていくといいなと思う。
子どもにお料理をというと、最初の一歩はハードルが高く、
おうちではなかなかで、そのためにだんだんキッチンのような教室がある。
だからいつでもおうちに戻って作れるようにレッスンを組み立てるし、
おかあさんが伝えるように伝えたいなと思いながら
レッスンを進める。
時々、レッスン中に子どもが「おかあさん」と呼びかけそうになって、
あわてて「先生」とよんでくることがある。
レッスンを終わって、靴を履いてのあいさつが「いってきまーす」
だったりすることもある。
もちろんすぐに気づいて言いなおすんだけど。
おかあさんも、行ってきますも、
子どもたちから私への最高のごほうび、
そして私の誇り。