大人の考える簡単は本当に簡単か?
4月のメニューを肉じゃが、ぬた、鍋で炊くご飯。
肉じゃが、大人が思っているより子どもが作るのは大変です。
私がよく作るレシピは、肉とじゃがいもを炒めてから、
出汁やその他の野菜を入れてといった手順ですが、
じゃがいもを鍋で炒めるって、小さい子にとったらなかなかの作業です。
「肉じゃが」というくらいですから、肉とじゃがいもは主役で使う量も多いです。
じゃがいも、量があると重い上に、なべ底にくっつきやすいので、
炒めるのは結構大変です。
肉も慣れていないと、ほぐしきる前に固まってしまい、
団子のようになってしまいます。
ある程度、料理に慣れてトライするのはお勧めですが、
4月は新しく入ってくれる子も多いので、確実においしくできて、
やったー、自分で作れた!と思ってもらえるレシピにします。
で、今月の肉じゃがの作り方。
調味料と肉を鍋に入れて加熱しながら肉をほぐし、肉に味をつけ、
そこに出汁、他の野菜を入れてぐつぐつ煮ていきます。
それでおいしくできるの?!とお思いかもしれませんが、
子ども達のおうちの方から、おいしくいただきましたとのメッセージを
たくさんいただいています。
道具の使い方とか、例えば猫の手などの基本のところは、
子ども達ができるようになるよう、教科書通りにしっかり指導しますが、
調理方法については、子ども達が作りやすいものにしています。
このあたりの考え方というか、子ども料理教室全般について、
坂本廣子先生に教えていただいたり、その著書で勉強したことが
ベースになっています。
坂本廣子先生、多くの著書がございますので、
ご興味のある方ぜひお手に取ってみてくださいね。
私が今回参考にしたのは
「坂本廣子のひとりででクッキング3 ばんごはんをつくろう!」です。
ばんごはんつくろう!〈和食編〉 | 偕成社 | 児童書出版社 (kaiseisha.co.jp)
次回はピーラーの使い方と野菜の切り方についてお話しします。
#肉じゃが
#子ども料理教室